人生100年時代の学びとお金 リカレント教育の費用対効果を考える

生涯学び続けることが求められる「人生100年時代」の人生設計を考えるときには、費用対効果の観点も欠かせない。資金戦略と学習戦略をテーマに、社会情報大学院大学で1月10日に行われた新春特別講演会の内容をダイジェストで紹介する。(編集部)

100年人生の学びは
お金の問題でもある

山崎 俊輔

山崎 俊輔

フィナンシャル・ウィズダム 代表、ファイナンシャル・プランナー/消費生活アドバイザー

山崎氏 少し私のキャリアについてお話するところから始めます。30歳で独立するまで2つの企業に勤めていました。1社目のシンクタンクでは、年金に関する専門知識を深めながら、平行して編集と執筆のスキルを得ました。その後、投資教育の専門会社に転職したことを機に、執筆に集中するようになりました。個人事業主になってからは、雑誌・専門誌のコラム執筆を軸に、未経験だった講演やコンサルティングの仕事を増やしながら、独立前には想像していなかった働き方をしています。

私の学び直しは、「資格」を軸に学びの範囲を拡大し、「学会」を通じて知見の深掘りをしていくという方法でした。「ファイナンシャル・プランナー」(FP)資格の取得に始まり、「企業年金総合プランナー」でiDeCoの専門家であることを対外的にアピールし、「消費生活アドバイザー」で消費者問題に関する幅広い知識をカバーしました。それぞれ資格の更新のために知識のアップデートも求められ、自己研鑽にも役立っています。

(※全文:2225文字 画像:あり)

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