主体性のある子どもを育む授業のあり方こそが教師の学び

新学習指導要領に「主体的・対話的で深い学び」が盛り込まれ、子どもの「見方・考え方」を導く技量が教師たちに求められている。アクティブラーナーを育てるための授業を実践するにあたって必要な教師の学びとは何か。

生徒が学ぶ様子こそが教師の学びになる時代

澤井 陽介

澤井陽介

国士舘大学 体育学部 こどもスポーツ教育学科教授
立教大学法学部卒。民間企業を経て東京都で小学校教諭に。2000年から都立多摩教育研究所、八王子市教育委員会で指導主事、町田市教育委員会で統括指導主事、教育政策担当副参事を歴任。2009年より文部科学省教科調査官、視学官を経て、2018年より現職。近著に『教師の学び方』(東洋館出版社)

いま、「教師の学び方」が改めて注目されている。その背景には、新学習指導要領やEdTech等、教育の様々な変化への対応はもちろん、1970年代の第2次ベビーブームへの対応で大量採用されたベテラン層が定年退職を迎えたことで、教員の若返り傾向が進んでいるという教育現場の特殊事情もある。

「東京の一部では、教員の約5割が…

(※全文:2501文字 画像:あり)

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