オンライン授業「意外と簡単」「対面に近い」と評価 学習塾アンケート
スクール専用業務管理&コミュニケーションアプリ「Comiru(コミル)」を提供するPOPERは4月23日、同サービスを導入している全国の学習塾を対象に実施した「新型コロナウイルスがもたらしている学習塾への影響」をテーマにしたアンケートの調査結果を発表した。
同調査によると、学習塾が新型コロナウイルス感染症を原因に休校を検討・実施した際、保護者から多かった問い合わせは「模試や今後の授業日程の変更、振替の確認(42%)」、「授業再開の日程確認(28.4%)」など日程に関する項目だった。
また、オンライン授業への関心を聞いたところ「今回をきっかけに導入した(35.8%)」、「今後の導入を検討中(39.5%)」と7割以上の塾がオンライン授業への前向きな姿勢を示した。新型コロナウイルスの拡大より前にオンライン授業を「もともと導入していた」のは12.3%にとどまっていた。
すでにオンライン授業を導入した塾に感想を聞いたところ「敷居が高いと感じていたが意外と簡単に実施できた(30.8%)」、「思ったよりも対面に近い授業が実施可能(28.2%)」といった利便性をあげる意見が多かった。一方、未導入の塾に理由を聞くと、「生徒の家庭にオンライン授業に対応できる設備の用意があるか不安(68.8%)」、「オンラインならではの指導ノウハウがなく対面同様に教えられるか不安(53.1%)」などの多くの不安があることがわかった。