学校教育現場でのデジタル人材育成支援を検討 経産省
経済産業省は9月29日、未来のデジタル人材候補として期待される中学生・高校生等が活動するパソコン部、プログラミング部、ロボット部、AI部といったデジタル関連 の部活動(以下「デジタル関連部活」)を活性化・高度化させ、生徒一人一人のデジタルスキル等の向上を図るため、産業界を中心としたデジタル関連部活支援の在り方を検討することを公表した。
IT業界を中心に産業界等で活躍しているデジタル人材の中には、学生時代にパソコン部等のデジタル関連部活に所属し、日々、デジタル技術への関心・能力等を磨いてきた人材がいる。一方で、多くのデジタル関連部活では、プログラミング等の学習・指導経験がない教師が顧問を務めるケースが多く、十分な指導・助言等が困難となることから、活動範囲は限定的となり、生徒たちはデジタルスキル等の向上を図ることが難しい状況にある。
こうした背景を踏まえ、経済産業省は10月に設置される「デジタル関連部活支援の在り方に関する検討会」において、教育界や産業界などの有識者、デジタル庁や総務省、文部科学省、文化庁など関係省庁の参加を得て議論を進め、年度内を目途に、支援に向けた提言を取りまとめる予定としている。
中学・高校等のデジタル関連部活支援(構想案)プレスリリース資料より