経済産業省「キャリア教育アワード」応募受付を開始

経済産業省は、産業界による優れた教育支援活動の取組とその効果を広く社会で共有し、こうした活動を奨励・普及・促進することを目的として2010年度から実施されている「キャリア教育アワード」の応募を開始した。最も優秀と認められる取組には、経済産業大臣賞が授与される。

企業の競争条件の激化に伴い、若者に求められる職務遂行能力が高度化していく傾向にある中、職業人としての資質や能力の向上、「働くこと」への関心・意欲の高揚を通じた学習意欲の向上などを目的に、早期から「キャリア教育」を行う重要性が高まっている。

キャリア教育はすでに学校教育の現場で推進されているが、実施にあたっては、企業・地域の協力が不可欠であり、教育機関と企業、地域などとの連携した取り組みが欠かせない。

本アワードの応募対象は、企業・経済団体等及び専門的な知識、経験に基づいたキャリア教育プログラムやマッチングサービス等を提供するコーディネート機関が小学校から大学・大学院段階までの子ども・若者を対象に行うキャリア教育の取組。

審査部門は①大企業の部、②中小企業の部、③コーディネーターの部の3つ、賞は大賞(最優秀賞のうち、総合的に最も優秀と認められる取組)、最優秀賞(経済産業大臣賞)、優秀賞、奨励賞の4つで構成される。

応募方法や審査基準等の詳細は下記を参照。

https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinzai/career-education/award_entry.html

本誌2022年3月号でも紹介したように、キャリア教育を単なる職業体験の場に留めず、自身が学ぶ目的やライフデザインにまで広げる取り組みなども各地で広がり始めている。

応募の締切は10月14日(金)で、本年度はどのような取り組みが受賞するか注目される。

22.7.7news1