IT/IoTセキュリティ人材の育成プログラムを開発

Society5.0が提唱され、デジタルトランスフォーメーションがあらゆる分野で起こりつつある中、近年は IT/IoT の知識と技術に加えて、セキュリティ対策を理解した人材が求められている。

これに対応するため、日本電気(NEC)と北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)、サイバーリスク情報センター(CRIC)の3者は、キャリアアップを目指すリカレント人材を対象とした、IT/IoT セキュリティ人材育成プログラムの開発を行ったと発表した。

開発されたのは、IT/IoT 利用とそのリスクを理解し、各産業分野の特徴を理解した設計・構築・運用のセキュリティ対策が行える人材を育成するための教育プログラム・コンテンツ。その中には、実務で必要となる法規制や、ガイドラインに関する学習も含まれる。

具体的には、「e-learning による机上学習」「実機を用いた演習」「企業の現場における実際の活用例を題材とした学習」の3段階から構成されており、キャリアアップを目指すリカレント人材が実践的な知識・技術を習得できる教育訓練プログラムとなっている。

教育プログラムは3段階で構成

また、3者は同プログラムの開発のみならず、JAIST は講師派遣や教材の提供、CRIC と NEC は企業等への展開を様々な形で支援していく予定だ。