マクセルの「プロダクトアウトからの脱却」独自技術を社会課題解決へ活かす

小型電池領域で世界のフロントランナーを目指すマクセルは、「新事業統括本部」を2021年に設置。「良い技術・ものを作れば売れる」という発想からの脱却を掲げ、プロダクトアウト型開発から課題解決型開発への転換や、社会課題解決に貢献する新事業を生み出すための文化を醸成している。

「新事業統括本部」を設置し
全社で新事業創出を推進

香月 敏裕

香月 敏裕

マクセル株式会社 営業統括本部
マーケティング部 部長
材料メーカーから、電池を設計製造しているマクセルへ入社、2010年に台湾への駐在を初めてエンジニアから担当領域を拡大し、2018年にはシリコンバレーに渡る。そこでの事業開発失敗経験をもとに、企業変革のための活動をスタート。2022年4月に日本へ帰国し、現在は新事業創出のための仕組み作りを行っている。

マクセルは、1963年に国内初のアルカリ乾電池生産を開始。その後は電池や記録メディア、機能性部材料などの製品を提供し、「独創技術のイノベーション追求を通じて持続可能な社会に貢献する」というミッションの実現を目指してきた。

2021年4月には新事業創出に向けて、社内に「新事業統括本部」を設置。プロダクトアウト型開発から課題解決型開発への転換や、社会課題解決に貢献する技術開発の重点強化を図っている。このような戦略に至った背景には、従来進めていた新事業創出が、うまく進まなかったという経緯がある。

(※全文:1994文字 画像:あり)

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