経産省、デジタル人材育成プラットフォーム「マナビDX」を開設

経済産業省と独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は、デジタル人材の育成を推進するため、デジタル知識・能力を身につけるための実践的な学びの場として、ポータルサイト「マナビDX」を開設した。ポータルサイトでは、デジタルスキルを学ぶことができる学習コンテンツを紹介するとともに、すべての社会人が身につけるべきデジタルスキルを示した「DXリテラシー標準」も掲載している。

「マナビDX」開設の背景として、企業・産業のDXの実現に向けては、経営層やDXを推進するチームのメンバーはもとより、組織内のあらゆる構成員の理解や貢献が必要不可欠であり、デジタル知識・能力を身に付けるためには、講義の受講等に加え、ビジネスの現場における課題解決の実践を通じた能力を磨くことが重要になっている。また、昨年末に閣議決定された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」や、デジタル田園都市国家構想実現会議においても、デジタル人材の育成・確保は重要な柱として位置付けられている。

これらを踏まえ、経済産業省では、デジタルスキルに関する様々な学習機会を提供するため、「デジタル人材育成プラットフォーム」を構築した。さらに、働き手一人ひとりがDXに参画し、その成果を仕事や生活で役立てるうえで必要となるマインド・スタンスや知識・スキルを示す、学びの指針として「DXリテラシー標準」を策定した。

「マナビDX」は、デジタルに関する知識・能力を身につけることができるポータルサイトだ。これまでデジタルスキルを学ぶ機会が無かった人にも、新たな学習を始めるきっかけを得られるよう、誰でも、デジタルスキルを学ぶことのできる学習コンテンツを紹介している。掲載している講座の中には、一部有料のものも含まれるが、受講費用等の補助が受けられる講座もある。「マナビDX」のサイトは、下記を参照。

https://manabi-dx.ipa.go.jp/

22.3.30news2