二枚目の名刺で社会課題に向き合い 多様な価値観と接触し主体性を育む

NPO や社会活動に対する関心の高まりや企業の副業・兼業解禁の流れにより副業・兼業のイメージも変わってきた。NPO 法人二枚目の名刺代表の廣優樹氏に、副業・兼業によって社会人に変化・成長を促すという同法人のコンセプトなどについてきいた。

廣 優樹

廣 優樹

NPO 法人二枚目の名刺 代表
慶應義塾大学卒業、オックスフォード大学で MBA 取得。02年に日本銀行に入行し、金融機関・金融市場モニタリング、経済調査等を担当。14年より商社勤務。会社員として食料部門の事業開発・投資に携わるかたわら、09年に NPO 法人二枚目の名刺を立ち上げ、代表を務める。プライベートでは4児の父。

組織人としての名刺のほかに二枚目の名刺を持つことで、「こんな社会を創りたい」という自身の価値観を表現し、行動を変えていける人を増やしたい。そんな思いを廣優樹氏が描くようになったきっかけは2008年の MBA 留学だった。ベトナム商工会議所に対する農産物の輸出促進プランを作成することになり、未知の分野に『学生』という名刺だけで乗り込んだ。国籍も経歴もさまざまな仲間と共に提案をまとめていくうちに、本業以外にも自分が生み出せる価値があると確信。その経験をコンセプトに落とし込んで2009年に NPO 法人二枚目の名刺を設立した…

(※全文:2355文字 画像:あり)

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