「ワンノッチ・キャリアシフト」で人材のミスマッチ解消へ
新型コロナウイルス感染症の影響で、デジタル技術の浸透が急速に広がっていく中、「失業が増え、デジタルを担う人材は不足する」という人材のミスマッチ拡大が懸念される。これを解消するためには、細かなスキルアップによる「ワンノッチ・キャリアシフト」を促進していくことが求められる。
武田 洋子
三菱総合研究所は10月19日、「目指すべきポストコロナ社会への提言─自律分散・協調による『レジリエントで持続可能な社会』の実現に向けて─」と題する提言書を公表した。
「新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大を踏まえ、今年4月に行った提言では、企業の資金繰りや雇用の支援を中心に緊急対応策を掲げました。そして7月には、目指すべきポストコロナ社会像を描いた提言を出し、これに肉付けしたのが今回の提言書となります」
三菱総合研究所シンクタンク部門副部門長(兼)政策・経済センター長の武田洋子氏は、この提言に至った経緯について…
(※全文:2015文字 画像:あり)
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