文科省、経産省 「大学ファクトブック2021」を公表

文部科学省は9月2日、経済産業省及び一般社団法人日本経済団体連合会とともに、「大学ファクトブック2021」を取りまとめ、公表した。「大学ファクトブック」は、2016年に策定した「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン」に基づく取組の状況や産業界との連携実績などのデータを「見える化」することで、ガイドラインの目指す「組織」対「組織」の本格的な産学連携の拡大を目指すものだ。

「大学ファクトブック」は2018年に初めて公表し、その後毎年更新している。加えて、2018年より、各大学の産業界との連携実績などのデータを「見える化」するため、経済産業省及び一般社団法人日本経済団体連合会とともに、「産学官共同研究におけるマッチング促進のための大学ファクトブック」を公表し、その後毎年更新している。

さらに、2020年、ガイドラインに基づく体制構築に向けて大学等においてボトルネックとなっている課題への処方箋や、産業界における課題とそれに対する処方箋を「ガイドライン追補版」として取りまとめ、取組の一層の加速を促している。

「大学ファクトブック2021」では大学別ファクトシートとして、文部科学省「平成30年度、令和元年度 大学等における産学連携等実施状況について」の結果、および、特許庁による公開特許公報情報を含む公開情報等に基づき、大学ごとに産学官連携本部機能や、特許出願・活用実績、産学官連携取組状況等を掲載している。大学別ファクトシートを様々な観点から検索し、産業界からパートナーとしての大学を見つけやすくするため、(a)共同研究受入額順(設置主体別)、(b)五十音順、(c)IPC 技術分野別出願動向ランキング順 の3種類の索引を掲載している。

詳細は下記を参照。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/sangaku/mext_00001.html

21.9.3news1