後期授業からほぼすべての大学で対面授業が再開 文部科学省調査

文部科学省は9月15日、「大学等における後期等の授業の実施方針等に関する調査」の結果を公表した。調査は国公私立大学や高等専門学校計1060校を対象に、8月25日~9月11日に実施。後期授業は全面対面が19%、対面と遠隔の併用が80%となり、ほぼすべての大学が対面授業を実施予定であることがわかった。また、対面・遠隔を併用する大学のうち約6割が、おおむね半分以上の授業を対面で実施する予定だ。 

対面・遠隔を併用する大学では、実験・実技・実習や少人数のゼミナールなどにおいて、感染対策を実施した上で対面授業で行うところが多い、後期では約6割の大学が、おおむね全員の学生が週に2日以上通学できると回答している。施設の利用可否の状況については、34%の大学がすでに全面的に利用可能としており、66%は一部利用可能にとどまっている。

感染対策としては、1つの授業クラスを2教室に分割し、片方には対面による授業を、他方にはリアルタイムでの配信授業を行う例(浜松医科大)や、大学の学修に慣れない1年生が履修する科目について優先的に対面授業を実施する例(高知工科大)などが挙げられている。 

調査全文は以下URLから閲覧可能。

https://www.mext.go.jp/content/20200915_mxt_kouhou01-000004520_1.pdf

20.09.17news1