35人学級法案を閣議決定 4年間で小学校全学年に

政府は2月2日、公立小学校の1学級当たりの上限人数を35人とする義務教育標準法の改正案を閣議決定した。上限の一律引き下げは約40年ぶりとなる。

現行は小学校1年のみ35人で、小2~6年は40人のところを、2021年度に小2を35人とし、その後学年ごとに順次引き下げ、25年度に全学年を35人とする。また、35人学級の教育効果と外部人材の活用による効果を確かめる実証研究や、教員免許制度の在り方に関する検討を行い、必要な法改正を行うことも検討規定として附則に明記した。

小学校全学年の学級編制標準の引き下げは、1980年に現行の40人学級が定められて以来、40年ぶりの改正となる。文部科学省は少人数学級とICTの活用によって、個々人のニーズに応じたきめ細かな指導や学びが可能になるとしている。

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