京都芸術大学、映画学科が「プロ品質」のオンライン授業を開始

学校法人瓜生山学園京都芸術大学映画学科では6月17日、オンライン授業の配信のため、高度な放送用機能を持つBlackmagic Design(ブラックマジックデザイン)の動画配信システム「ATEM Mini Pro(エーテム ミニ プロ)」を導入、本格的なオンライン授業の運用を開始したことを発表した。

映画学科のカリキュラムは、映画論から撮影・録音技術、映画美術や編集、VFX、そして俳優の演技論、演技指導といった映画制作に関わる全般を学ぶ。授業では、教員の講義の様子のほか、教員の手元を映したり、さまざまな機材やパワーポイント等のプレゼンテーションソフト、Webサイト、提出された課題、ホワイトボードなどを複数のカメラアングルで撮影し、リアルタイムに画面を切り替えながらオンライン授業を行う必要があった。

Blackmagic Designの ATEM Mini Pro は、4系統までのHDMI入力を接続でき、画面の切り替えなどの映像演出をひとりでも操作可能なスイッチャーとなっている。プロが利用する映像演出機能(画面切り替えやワイプの挿入、合成などのエフェクト機能)も多数搭載しており、テレビ局で使用されるスイッチャーと同等の機能を使用することが可能。その結果、教員の使用するパソコンに複数のカメラや各種デバイスを接続し、スムーズにスイッチングできるオンライン授業が可能となった。 

「映画理論」のオンライン授業では、当日70名以上の学生が受講。先生からの講義に加え、学生が事前に提出したレポート課題への講評などを交え、双方向的な授業が展開されている。映画学科のブログでも授業の様子は順次レポートされている。詳細はリンク先から。

https://www.kyoto-art.ac.jp/production/?author=9

20.06.18news2