「良いエコひいき」による名工大の大学改革
産学連携に一層注目が集まる中、産学官金連携機構を立ち上げた名古屋工業大学。同機構長の江龍修理事・副学長に、大学改革について話を伺った。
江龍 修
江端 新吾
植草 茂樹
国立大学法人名古屋工業大学は、1905(明治38)年に官立の名古屋高等工業学校として創設された。終戦後、新しい学制の理念に基づいた再編を求められ、「産業界の要望する活きた問題をとらえ、解決するために学術の根を深くおろす」ことができるよう、総合大学に組み込まれるのではなく、愛知県立工業専門学校と手を取り合うことで、新制名古屋工業大学に生まれ変わる道を選び今日に至っている。
今回は、名古屋工業大学(以下、名工大)の研究企画・評価・財政基盤強化企画担当で、産学官金連携機構長でもある江龍修理事・副学長(以下、江龍理事)に、群雄割拠の東海地方において国立大学法人としての生き残りをかけた名工大の大学改革について伺った。
(※全文:2813文字 画像:あり)
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