経産省「ふるさとCo-LEADプログラム」高度デジタル人材の地域支援

経済産業省は7月27日、地域におけるデジタル技術の活用を加速させるため、高度デジタル人材が地域中小企業のデジタル化を支援する仕組みを構築する「ふるさとCo-LEADプログラム」を実施することを発表した。 

大都市圏に比べ地方にはデジタル化へ対応できる人材が少なく、大都市圏に多く偏在する高度なデジタルスキルを有する人材(高度デジタル人材)からの支援を期待する声が多い。一方、高度デジタル人材の中には、副業・兼業を含む多様な働き方に対する意識の醸成が進み、新たな活躍の機会を探索する人材が増加している傾向がある。 

経産省では2020年度、高度デジタル人材チームを北海道札幌市や新潟県長岡市に派遣し、フィールドワーク(現地視察、関係者へのヒアリング)を通して、地域の地元企業等とマッチング・課題を設定し、地域課題解決に資するプロトタイプを作成する取組を実施した。今年度は、地域中小企業と高度デジタル人材の出会いの場(ミートアップイベント及びフィールドワークツアー等)を創出し、双方がデジタル技術を活用した新たなビジネスモデル案の作成を協働で行うプログラムを通じて、高度デジタル人材が地域中小企業のデジタル化を支援する仕組みを構築する、としている。

今後10月にミートアップイベントを開催し、2022年2月に最終報告会を行う予定。

21.7.28news1

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