ジョブ型雇用で注目 ビジネス人材としての大学院生
特定の職務を担当するジョブ型雇用では、具体的な能力や経験を持つ人材への注目度が高まると見られる。アカリクの林信長社長は「ジョブ型雇用の導入は、大学院生にとって就職の追い風になる」と語り、研究を支える「汎用的能力」にこそ目を向けるべきと説く。
大学院生はビジネス人材として、過小評価されている

林 信長
株式会社アカリク 代表取締役社長
1975年東京都出身。米ボストン Governor's Academy 高校、京都大学理学部、同総合人間学部を経て同人間環境学研究科博士満期中退。博士課程在学時の2002年に WEB 制作会社を起業した後、2006年に大学院生の就職支援を事業として立ち上げ、2010年に株式会社アカリクと組織変更、現在に至る。
職務を明確化するジョブ型雇用が本格化すれば、新卒であっても具体的な能力や経験が求められるようになると見られる。大学院生向けの就職情報サイトを展開し、10年以上にわたり大学院生のキャリア支援を手掛けているアカリク、林信長社長は「ジョブ型雇用は大学院生にとって就職の追い風になる」と語る。
林社長によると、大学院生のビジネス人材としてのポテンシャルは企業から過小評価されている。それは、大学院生が有する高度な専門性を支える汎用的能力の…
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