「本物」に触れる学びを重視、「自律と共生」を体現する教育

広尾学園はインターナショナルコース、医進サイエンスコースを併せ持ち、次世代を担う資質・能力を育む教育として注目を集めている。実践的な語学力やプレゼンテーション能力を高める独自のカリキュラム、多様な進路が選択可能となる多様性に溢れた教育を実践している。

「自律と共生」を象徴する、全生徒がプレゼンに挑む文化祭

池田 富一

池田 富一

学校法人順心広尾学園 広尾学園中学校・高等学校 理事長
一般企業に勤めた後、2006年に経営企画として広尾学園(当時の順心女子学園)に入職。副学園長を経て17年に理事長に就任。スピード感を持った国際的な新たな教育を目指している。

1918年創立の順心女学校を前身とする広尾学園中学校・高等学校は、2007年に共学化して現在の名称に変更。同年にインターナショナルコース、11年に医進・サイエンスコースを新設して、本科を併せた3科体制で教育活動の高度化を図ってきた。港区・南麻布という土地柄から、医学部などの理系学部に関心の高い在校生や保護者、大使館の子女など海外生活の経験を持つ受験生の割合が高く、そのニーズに応えた格好だ。現在の生徒数は約1700名で、いずれのコースも難関大学への進学を視野に入れ…

(※全文:2281文字 画像:あり)

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