多様な「Self-starter」が集う国際高専が目指す9年一貫教育

ジョブ型雇用へ切替える企業が増えてきている中で、職業・専門教育の重要性が増している。1962年からの歴史を持つ金沢工業高等専門学校を前身とし、2018年4月に開学した国際高等専門学校。社会全体が大きく変化するなか、高等専門学校(高専)の新たな学びの姿を探る。

変化に合わせ、教育の中身を変える

ルイス・バークスデール

ルイス・バークスデール
(Lewis Barksdale)

国際高等専門学校校長
米国フロリダ州エカード大学比較文化科卒。ハワイ大学大学院修士課程(英語教授法)修了。金沢工業大学教授を経て、2014年金沢工業高等専門学校校長就任。専門は外国語教育。第二言語習得における学習者ストラテジーの研究に従事。

国際高等専門学校(国際高専)は、2018年4月、金沢工業高等専門学校(金沢高専)から学校名を変更し、従来の電気電子工学科・機械工学科・グローバル情報学科を統合した『国際理工学科』を、新たに建設した白山麓キャンパス(石川県白山市瀬戸辰)にてスタートさせた。

校長を務めるルイス・バークスデール氏は、1980年から金沢工業大学で英語教育を教授し、2014年に金沢高専の校長に就任。国際高専の開学にあたり、新たな高等教育システムの構築に尽力してきた。

日本には57校の高等専門学校があるが…

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