AI活用型ラーニングシステムが多数受賞 HRテクノロジー大賞

経済産業省などが後援する「第5回HRテクノロジー大賞」(事務局:ProFuture)は、21社の受賞企業を選定した。大賞に日本アイ・ビー・エムのIBM Watsonを駆使した学習プラットフォームが選ばれるなど、AIを活用した個別最適化された学習・人材育成システムが多数受賞した。

日本アイ・ビー・エムの学習プラットフォーム「Your Learning」は、AI分析機能により膨大な量の学習ソースを迅速に統合・評価・管理し、社員一人一人にパーソナライズされた学習を推奨することで、社員が場所を問わず、楽しみながら能動的かつ継続的に学ぶことができる学習プレットフォーム。導入から4年で、世界中の99%超の社員が四半期に1回は必ずYour Learningにアクセスしているという。

ラーニング部門優秀賞を受賞したソニーマーケティングの「Connecting the dots」も、AIで社員にパーソナライズした学びレコメンドをする学習システム。社内の職種情報・社員の職務経験を体系化した「職種図鑑」の情報を分解し、「スキルマップ・パネル」としてセールス・マーケティング職の人材育成における社内暗黙知をデジタル化するとともに、職歴・受講歴等のパーソナルデータも構造化した。

このほかに学習・人材育成領域では、スマートフォンで海外さながらのビジネス体験環境を実現した学習プログラム「Excedo」(日経FTラーニング)や、広島県で実施されているAI人材育成実証プロジェクト「ひろしまQuest」(SIGNATE)などが受賞している。

受賞事例一覧は以下から閲覧可能。

https://www.hrpro.co.jp/hrtech_award.php

20.08.05news2

「第5回 HRテクノロジー大賞」ロゴ