未来の日本社会のあるべき姿とは? 包括的な分散型社会への道

日本の変化をAIで予測する共同研究が行われ、2万通りの未来シナリオが導き出された。AIは、どのような日本社会を予測したのだろうか。そして、日本はどのような未来を選ぶべきなのか。研究を主導した京都大学こころの未来研究センター教授の広井良典氏に話を聞いた。

10年後の日本はどのように変化しているのだろうか。その未来を決める重要で大きな分岐点が意外に近い将来にあるという研究結果が示された。2021年2月に公表された「AIの活用により、ポストコロナの望ましい未来に向けた政策を提言」に記されたものだ。「2050年に向けた、ポストコロナの日本社会」をテーマに共同研究を行ったのは、京都大学こころの未来研究センター教授の広井良典氏のグループと、日立製作所と京都大学の「協創」の場として設立された日立京大ラボである。

6つのシナリオで最適とされた
都市・地方共存型シナリオとは?

(※全文:2329文字 画像:あり)

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