企業や学校で広がるVRの可能性 リアルの代替ではなく超越へ
ゲームやeスポーツなどエンタメ領域で注目されてきたVR(バーチャルリアリティ)。市場の広がりとともに、学習教材や企業研修といった教育分野における研究・活用が進んでいる。企業や学校でVR活用が進むと、学びの形態はどのように変化するのだろうか。
急拡大するVR市場
教育分野への導入に注目
鳴海 拓志
富士キメラ総研の調査によると、VR・AR(拡張現実)表示機器の世界市場は、2030年には16兆1711億円と、10年で40倍以上に膨らむと予測されている。VRを専門に研究する、東京大学大学院情報理工学系研究科の鳴海拓志准教授はこう語る。
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