地域に求められる大学とは? 教育DXを展開する金沢工業大学の取組み

金沢工業大学では、デジタルトランスフォーメーション(DX)による学生一人ひとりの学びに応じた教育の実践や、時間と場所の制約を超えた学びの場の創出を目指している。18歳の人口減少が続く中で、10年後を見据えた地域大学の未来の在り方を同大学の取組みから探る。

関係人口を増やして共に学び
社会実装する仕組みが大切

大澤 敏

大澤 敏

金沢工業大学 学長
東京理科大学理学部化学科卒。同大学大学院理学研究科博士課程(化学)修了。マサチューセッツ大学博士研究員を経て、1996年本学講師就任。助教授を経て、2004年教授。バイオ・化学部学部長、教務部長を経て2015年副学長。この間、米国パデュー大学、スウェーデン王立工科大学、ドイツカールスルーエ大学等で工学教育の視察・研究に従事。2016年に金沢工業大学の第6代学長に就任。

18歳人口の減少をはじめ、大学では社会の変化に沿った様々な変革が求められている。この点について、金沢工業大学学長の大澤敏氏は「日本の大学では文科系と理工系が分かれていますが、今後は双方の要素を取り入れていく必要があります」と文理融合の重要性を指摘する。

(※全文:2416文字 画像:あり)

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