脳科学を応用した教育 心理的安全性を高めメタ認知能力を活用する

脳神経科学分野における研究の進展に伴い、学びにとって重要な人間の脳の仕組みも紐解かれ始めている。学校現場では心理的安全な状態を作り、子どもたちのメタ認知能力を高めることで、自律・尊重・創造といった力を育むだけでなく、ウェルビーイングをも達成できるとされる。

学校現場に心理的安全性を
メタ認知能力を高める

青砥 瑞人

青砥 瑞人

応用神経科学者、株式会社DAncing Einstein代表
日本の高校を中退後、米国大学UCLAの神経科学学部を飛び級卒業。神経科学と他の学問をコネクトすることで、特に人の成長やWell-beingにヒントを与えられたらと2014年にDAncing Einsteinを創設。著書に『HAPPY STRESS』(SBクリエイティブ)、『4Focus』(KADOKAWA)、『BRAIN DRIVEN』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

宿題や定期テスト、固定担任制を廃止するなど、斬新な教育改革で知られる東京都千代田区立麹町中学校。「自律・尊重・創造」を教育目標に掲げる同校では、「メタ認知能力」を子どもの自律における中心的なスキルと位置づけ、教育を行っている。

(※全文:2294文字 画像:あり)

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