ポストコロナを読み解く、リアルとオンラインの黄金比
オンライン教育の実践が進む中で、教育現場では様々な課題が見えてきた。一方で、リアル教育の価値も問い直されている。社会情報大学院大学の川山竜二研究科長・教授が、学びエイドの廣政愁一代表にオンライン教育の課題、リアル教育の価値などを聞いた。
オンライン授業の問題点 リアル教育の3つの価値
廣政愁一
学びエイド代表取締役
川山竜二
社会情報大学院大学 研究科長・教授
廣政:今回は、学校・塾、生徒双方に通信環境があることを前提にお話します。まず、オンライン授業の問題点は、オンラインへそのまま移行した授業は割高であると感じる人が非常に多いことです。特に保護者はオンライン授業に対してリアル授業の半額程度の感覚です。
川山:リアルは色々コストがかかるから高いはず、ということですか?
廣政:そうです。例えば、東進の eラーニングはリアルと同じ価格帯でも上手くいきました。その理由は、トータルで見ればコストが非常に安かった点にあります。
例えば、地方の子どもが東京のカリスマ講師の授業を受けるには、交通費や宿泊費等がかかるので、トータルでみればオンラインの方が安くなる。ただ、この理屈は地元で受けられる普通の講師にはあてはまりません…
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