実社会とのエコシステムを構築 「Udacity」に人と企業が集まる理由
米国で受講者が殺到し、有名企業の人材供給源として活用されている、社会人向けオンライン学習サービス「Udacity」。成功の理由と、日本への教訓を分析する。

桃田 健史(ももた・けんじ)
1962年東京生まれ。日米を拠点に世界各国で自動車産業を中心に、各種産業を取材。レーシングドライバーとしての経歴を活かし、日本テレビ系列でレース番組の解説担当。近年の取材対象は、先進国から新興国へのパラダイムシフト、EV等の車両電動化、そして情報通信のテレマティクス、IoT。著書に『エコカー世界大戦争の勝者は誰だ』(ダイヤモンド社)。
Udacity、アメリカ人は「ユダシティ」と発音する。
いま、米シリコンバレーでIT業界に従事するエンジニアで、オンライン学習サイトのUdacityを知らない人はほとんどいないだろう。さらに、優秀なITエンジニアを数多く創出しているインド、そして中国や欧州各国でもUdacityの知名度は年々上がっている。
フリーコンテンツの受講者は2012年の創業以来、累計500万人を突破。有料コンテンツの受講者は現在、5万人前後と推定される。
Udacityの成功の理由は、創設者の過去の実績、リアルワールドでの学習カリキュラム、そして…
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