AI時代に求められる、「想定外」に対処する教育
来るべきAI時代に備えプログラミング教育の必修化が2020年度に予定されているが、AI時代に求められる教育とは何だろうか? 未来の教育に必要な視点を改めて明らかにしたい。
「人間とテクノロジーの関係」に対するアプローチ

渡部 信一(わたべ・しんいち)
1957年仙台市生まれ。東北大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。博士(教育学)。2008年から東北大学大学院教育情報学研究部教育部(独立大学院)の研究部長・教育部長を10年(5期)勤める。2018年、組織再編により現職。ホームページ:https://www.watabe-lab.com/
最近、「人工知能 AI」という言葉を耳にすることが増えました。マスコミでは、毎日のように「AIが社会を変える」ということを伝えています。「テクノロジー」が発展し人間社会に影響を及ぼすことは、もちろん私も予想していました。
しかし、これほどまでに「人工知能」が急速に発展してきたことは、正直のところ私にとっては「想定外」でした。
私の専門は、「教育学(教育心理学)」および「認知科学」です。この立場から私は、30年以上にわたり…
(※全文:2000文字 画像:あり)
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