社会構想大学院大学 「2年次最終審査会」を乗り越え48人が修了

社会人院生2年間の研究集大成を発表 「2年次最終審査会」を乗り越え48人が修了

2月10日、11日に「2年次最終審査会」を開催しました。本学の社会人院生は、自身が選んだ指導教員のもとで実務に関わる研究を深め、2年間の学びと研究の集大成として、修士論文に相当する「専門職学位論文」(実務教育研究科)を作成します。最終審査会の口頭試問において研究成果を発表し、合格することで晴れて修了となります。

院生は研究のなかで自らの実務に関わる課題を構造化し、その解決策を提言します。審査会では教員から多様な視点での質問を受け、どの院生も自身の研究に自信をもって回答し、大学院生活での成長を発揮する機会となりました。

社会人向け大学院では、自らの実務を「棚卸し」しながら関連する理論を学ぶことで、現在抱える業務上の課題を検討するための一段高い視野を身につけ、具体的かつ実現可能な戦略を打ち立てることができます。こうした経験は今後のキャリアを支え発展させてる一助となります。また、各分野の専門家である教員や、多種多様な領域の社会人院生との2年間の結びつきは、生涯の財産ともなります。

2年次最終審査会を合格し、2研究科合わせて48人が修了式を迎えました。院生の晴れやかな達成感あふれる笑顔が印象的な修了式となり、今後の更なる活躍が期待されます。

発表に挑む社会人院生。最終審査会はオンラインと対面双方の形式で実施。

お知らせ
社会構想大学院大学は2024年4月より青山キャンパスに移転します。
お近くにお寄りの際はぜひお気軽にお越しください。
住所:東京都港区南青山3-13-18
電話:03-3207-0005

<現役院生の声> オンラインを活用し和歌山にいながらリアル授業受講
和歌山の活性化へ、人材育成における専門学校の地域の役割を研究

日高 亜季

日高 亜季(ひだか・あき)

和歌山コンピュータビジネス専門学校
管理部 校長代理

私は、和歌山市のJR和歌山駅から徒歩圏内に位置する和歌山コンピュータビジネス専門学校で管理運営をしています。以前の私の将来の夢は専業主婦で、入社時の仕事は学校事務でした。私には姉がいます。いわゆるキャリアウーマンで負けず嫌いの姉と私は真逆の性格で、若いときは働くということに全く興味のない人間でした。そのような私が今、地元和歌山の活性化の一助になれればという想いから、2023年に社会構想大学院大学に入学し、地元和歌山を活気づける地域構想に奮闘しています。

どうしてそうなったのか。課題先進国である日本の中でも特に和歌山県は様々な問題を抱えています。専門学校に従事するなかで、18歳人口が減少し活気が失われていく現状を目の当たりにしています。昔からあった商店街は事業継承が出来ずに店をたたみ、当たり前のように存続すると思っていた小・中・高等学校の相次ぐ統廃合には、寂しさで胸を痛めています。それと同時に海や山に隣接し、フルーツが美味しく、誇れることも多くある和歌山県に郷土愛が芽生えてきました

私の研究テーマは、『地域における専門学校の経営戦略―外部(人・社会・学生・保護者)から望まれる専門学校とは?』です。過疎化する和歌山県の労働不足を補うため、今後求められるDX人材を、18歳の方のみを対象とせず、リカレント教育やリスキリングの場として活用して貰えることを構想しております。

社会を構想するには知の理論・伝承が必要であること、体系的な組織運営等、本学での諸先生方との出会いは私に広い視点を与えてくれました。ハイフレックス制度を利用し、首都圏でなくとも学びの場ができたこと、また多方面で活躍されている受講生同士のネットワークを得られたことは、またとない機会になりました。

リカレント教育の最前線 社会構想大学院大学

社会構想大学院大学は、3研究科を有する社会人向け総合専門職大学院です。授業は平日夜間と土曜日に開講し、全国からオンラインでも受講可能です。

社会構想大学院大学 修士課程(専門職)

本学は、3研究科を有する社会人向け総合専門職大学院です。授業は平日夜間と土曜日に開講し、全国からオンラインでも受講可能です。

実務教育研究科
対象者:大学教員を目指す者、人事・教育担当者

コミュニケーションデザイン研究科
対象者:広報担当者、メディア・情報担当者

社会構想研究科
対象:自治体・政治関係者、渉外担当者

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