社会構想通信:コンサルティング会社代表が語る、実務教育研究の魅力

在学生インタビュー

実務教育研究科に在籍する院生のリアルな声をお届けします。
今回はコンサルティング会社代表の小泉さんにお話をうかがいました。

小泉 雄氏(こいずみ・たけし)ライトヒアライトナウ合同会社

Q1.実務教育研究科への入学動機を教えてください。

より専門的な学びを深めたいというのが一番の動機です。一般企業で20年ほど働いたのち、7年程前に独立しましたが、サラリーマン時代にはコンサルタントや企画職、新規事業部門の立ち上げなどに従事してきました。独立を機にこれまでの職務で得た知識や経験の棚卸しを行い、今後の自身の立脚点を定めるために経営学や心理学などを読書や研修等を通じて興味関心のままに独学していました。

機会があって実務教育研究科の募集を目にし、説明会に参加したところ自分自身がそれまでに取り組んできた実務と研究科で取り扱うテーマが似ていることに気づきました。自身の学びをより専門的に「研究」といったレベルで昇華させたいという動機を持って入学しました。

Q2.研究テーマを教えてください。

私の研究テーマは、自身がこれまで長年携わってきた専門職務の実践的な知識の体系化、「実践の理論」と呼ばれるものそのものの探究です。

当初の研究計画では、一般的な業務やプロジェクトに対して変化に適応できる組織やチームをいかにつくりあげるかということについて、具体的な方法論を整理したいと考えていました。入学後、大学院での授業や演習を通じ、社会学をはじめとした学術的な理論への興味関心も高まり、現在は方法論と合わせて組織運営の現場で活用できる実践知の体系化、「実践の理論」や方法論づくりに取り組んでいます。

Q3.おすすめの授業は何ですか。

私のおすすめの授業は、「社会学基礎理論」「産業社会学」「知識社会学」「実践と理論の融合」です。

個人的に社会学の領域に興味関心が高かったこともあり、社会学関連の授業を中心に授業を選択してきました。社会学という領域は入学以前はきちんと学んだことがなかったので、現在の社会構造がどのような経緯や仕組みで成り立っているのかという観点で世の中を俯瞰することを通じて、お客様や自分自身の仕事を考える上で大変勉強になっています。また、論文執筆に向けたゼミ(探究演習)も貴重な学習機会となっています。

自主ゼミ「読書会」の様子

Q4.実務教育研究科修了後のキャリアイメージを教えてください。

修了後は専門職学位論文として体系化した知識を元に、顧客に提供可能なサービス、例えばオリジナルな教育プログラムやコンサルティング・サービス等に具体化し、さまざまな組織運営の現場で研究内容を活用できるようにしたいと考えています。

さらに構築したサービスの現場での適用、活用、省察を繰り返し、実践の理論の科学に継続的に取り組みながら、探究を深めていきたいと考えています。

本学での研究を通じ、時代に応じた実験的な組織やプロジェクトを立ち上げてよりよい社会づくりに貢献したいと考えています。

8月 特別イベントのご案内
リカレント教育フェア 開催!

社会構想大学院大学では、毎年、リカレント教育フェアを開催しています。本学は、学部をもたない大学院単独の大学であり、かつ、職業専門性を高めることを目的とした「専門職大学院」です。

今回は、様々なゲストや実際に本学修了生の言葉を通し、リカレント教育の意義を再考する機会として、「リカレント教育フェア」を開催いたします。

<プログラム>
10:30~11:30 リカレント教育の現況
11:35~12:35 社会人も学び続ける時代がやってきた
12:40~13:25 人材育成における専門職大学院の意義
13:30~14:30 学び直しの経験をどう活かすか

(プログラムは現時点での内容です。最新の情報は下記ホームページをご確認ください)

日時:8月21日(日)10:30~14:30
費用:無料(要事前申込)
会場:オンライン
対象:・リカレント教育にご関心のある方
   ・成人教育にご関心のある方
   ・社会人大学院にご関心のある方
   ・学び直しでキャリアアップを目指す方

※プログラムは決定次第ホームページにてお知らせいたします。
※アーカイブ配信はありません。
※プログラムは予告なく変更される場合があります。

申込はホームページから受付中

学校法人先端教育機構 社会構想大学院大学

リカレント教育の最前線
社会構想大学院大学

社会構想大学院大学は、社会人向け総合専門職大学院です。社会人の皆さまが培ってきた実務経験をより実り豊かなものにするため、実務教育研究科とコミュニケーションデザイン研究科において、平日夜間と土曜日に授業を開講。2年間の修業年限を経て、修士号の取得を目指します。

研究科・学位
実務教育研究科:
実務教育学修士(専門職)

コミュニケーションデザイン研究科:
コミュニケーションデザイン修士(専門職)

問い合わせ先
TEL 03-3207-0005
東京都新宿区高田馬場1-25-30
(高田馬場駅 JR3分、東西線1分)

SNSアカウント
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詳しくは、本学HPをご覧ください
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