社会構想大 現役院生が語る 実務家教員を目指す理由と学びの意義
<現役院生の声> 自身の経験知を形式化し、次世代に繋げる実務家教員を目指す
上田 敏博(うえだ・としひろ)
私は電器製造会社に入社以来、研究/商品開発~営業~マーケティング企画(国内、海外)~現在CSセンターまでの幅広い職務を経験して参りました。その知識と経験を活かして、社内外へのキャリアデザイン開発の支援を行うと共に、「実務家教員として学校教育での人材育成分野で活躍したい」と思いました。
そこで、今までの業務知識、経験知から形式知への体系化を習得するために、本大学院の実務家教員養成課程を受講致しました。授業を受講するなかで、キャリアデザイン開発科目のシラバス作成、模擬授業などを経験する一方、日々いくつかの課題を感じていました。
「養成課程で起案したシラバスが、経験知を体系的に形式知へ昇華する、そのギャップを埋める真の課題に言及できているのか?」その解決に迫りたいと思うに至りました。そこで社会構想大学院大学実務教育研究科で「研究法」や「実践と理論の融合」の知識を学び、実務経験を更に省察することでシラバスをより熟考し、論文テーマとして「大学キャリアデザイン教育のあり方」を探究しています。
本学で学ぶ意義を3つに絞ると、1つ目は、何といっても知識/産業社会学を学ぶことで社会を俯瞰的、論理的、体系的に言語化できるようになったことです。今までの言語化できなかった業務経験知を学問や理論を適用応用することで、今まで見えなかったモノが多角的に評価できるようになりました。
また、私は教育学の知識や授業設計のスキルが全くありませんでした。授業でインストラクショナルデザイン、成人教育、教育学基礎理論、ICTの授業を学ぶことで更に強化できました。
2つ目に、企業人と大学院生の学びの知識を往還することで、大学院で学んだ理論を企業現場で実践し、また、反対に企業人としての知識を論文作成に活用できることです。その往還を繰り返すことで、自分の形式知がスパイラル的に拡充されているのを実感しています。
3つ目は、ゼミ担当の先生や業界の異なる院生との議論や対話により、いろいろな視点で考えることができました。また、授業外での読書会などを通じた活動で、企業での経験だけでは気づけない知識や視野が強化されました。そして、交流を通じて人脈構築ができました。
今後、私の論文テーマは、大学と企業の両面から課題を探究し、適切な対策を更に提言、実行することを目指しています。企業実務と学問の融合により、実践的なキャリアデザイン教育を提供し、若者たちが天職に出会い、充実した人生を歩める一助になれればと考えています。その為にも、本論文をもとに実務家教員として教壇に立つことが次の大きな目標です。
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社会構想大学院大学 修士課程(専門職)
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