社会構想大学院大学で入学式 「実践知」に即した学問を修める

2023年度入学式挙行 2年間の大学院生活がスタート

社会構想大学院大学の入学式を、4月8日(土)に帝国ホテルにて執り行いました。コミュニケーションデザイン研究科、実務教育研究科あわせて57名の新入学生が、社会人大学院生として新たなスタートを切りました。

吉國浩二学長は式辞において、「(社会の変化に直面する中で)我々一人ひとりが目先の課題だけを追うのではなく、もっと大きな時代の流れを読み、将来の社会がどうなっていくのか、どうならなければいけないのか、しっかりしたイメージを得ることです。これこそが社会構想、社会をデザインするということです」とした上で、本学で「実践知」(実務のなかで構築されてきた知識)と深く関連する学問を修めると同時に、コミュニケーションを通して社会の様々な声に接し、知識を広めていく必要性を強調しました。

食品業界で広報やグローバルコミュニケーションに携わる新入生は、「多様化するコミュニケーションについて、理論を体系的に学ぶとともに、学びを自身および組織の業務と融合させることで、新たな価値の創造にチャレンジしていきたい」と抱負を述べました。

4月10日からはガイダンスやオリエンテーションが始まり、いよいよ2年間の大学院生活がスタートします。院生たちの構想で、組織が変わり社会が変わっていくことを期待しています。

<現役院生の声>
実務の新たな基礎を築き、挑戦の後押しを
してくれる大学院での学び

岡田 広一郎

岡田 広一郎(おかだ・こういちろう)

学校法人麻生塾 麻生専門学校グループ
法人本部 業務推進部 業務推進グループ
シニアエキスパート(法務担当)

これまで約20年間、公務員専門学校の教員を務めてきました。学生が卒業した後、職業社会に生き生きと臨むことができるように、専門学校における職業教育のあり方を自分なりに模索してきました。このテーマを学術的な観点から研究してみたい、これが社会構想大学院大学に入学した理由です。現在、カリキュラム編成と実務家教員配置の2つの視点から研究を進めています。

社会構想大学院大学では、自己の実務や研究テーマと関連性のある科目を中心に受講しています。特に「教育のマネジメントの理論と実践」では、大学や専門学校などの高等教育機関における教育活動に必要とされる知識や考え方を学ぶことができました。これは、私の研究内容である「職業教育カリキュラム」の構築のみならず、実務における授業計画の立案・実施にも大いに参考になっています。

一方で、自身の実務とは一見関係が薄いと思われる科目であっても、その道の第一人者である先生方の講義を伺い、様々なフィールドでご活躍されている院生の方々とのディスカッションを通じて、自身の知識や視野が広がり、スキル・思考力が深まっていることを実感しています。このことが、実務の新たな基礎となり、自信をもって改めて実務に臨める契機となっていることを、この1年間の学びを通して気付いた次第です。

世情で唱えられている「リスキリング」の意義も、実務への、新たなそしてより本質を捉えたアプローチを可能にするという点にあると考えています。

私自身、今年4月より、教員の職を離れて新たな業務にチャレンジしています。その挑戦の後押しをしていただいているのが、社会構想大学院大学での学びであると感謝しています。

リカレント教育の最前線
社会構想大学院大学

社会構想大学院大学は、社会人向け総合専門職大学院です。知識社会における新たな教育を実装する「実務教育研究科」と、理念を基軸にしたコミュニケーション戦略を探究する「コミュニケーションデザイン研究科」を両輪として、教育・研究・社会貢献活動に取り組んでいます。授業は平日夜間と土曜日に開講し、全国からオンラインでも受講可能です。

実務教育研究科
実務領域に関する教育・人材育成の高度専門職業人を養成

コミュニケーションデザイン研究科
コミュニケーション部門(広報・営業・企画・マーケティング等)のプロフェッショナルを養成

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