少子化の時代に選ばれる大学に 個性的な教育・研究を追求する

横浜市にキャンパスと大学附属病院を持つ横浜市立大学。2028年に創立100周年を迎える同大学は、教育・研究・医療の使命を果たすべく、地域貢献とグローバル人材の輩出に力を入れる。2020年度に新学長に就任した相原道子氏に、大学の理念や目指すべき教育ビジョンなどを聞いた。

横浜市立大学の3つの特長

──大学のミッション、目指すべき教育ビジョンなどをお話ください。

相原 道子

相原 道子

横浜市立大学学長
医学博士。専門は皮膚科学。1980年横浜市立大学医学部卒業。西ドイツ Max-Plank 研究所、米国 Stanford University Medical Center、小田原市立病院、横浜市立大学医学部附属病院、横浜市立大学医学部附属市民総合医療センターなどを経て、2008年横浜市立大学附属病院皮膚科教授、2011年横浜市立大学医学部教授。附属病院副病院長、病院長を歴任した後、2020年4月より現職。

本学では「国際都市横浜と共に歩み、教育・研究・医療分野をリードする役割を果たす」ことをミッションとしています。

その中で、教育においては、高い専門性と豊かな教養を有し、今の複雑化する社会問題に対応できる人材の育成を目指しています。また、大学は研究機関でもありますので、少子化社会で存在意義を認められて選ばれる大学になるためにも、研究において特色のある大学、世界に通用する研究力のある大学であることを目指しています。

本学の特長は「医学部があること」、「データサイエンス学部があること」、「横浜にあること」の3つです。

医学部については、1871年に…

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