自立学習をスローガンに 自ら考え抜く力と教養を育む

『言葉は世界をつなぐ平和の礎』を建学の精神に独自の教育を提供する神田外語大学。学長を務める宮内孝久氏は元三菱商事の副社長。70カ国以上訪問し国際ビジネスの第一線で活躍した経歴を持つ。国際通用力のある人材に必要な力、そのための教育について伺った。

宮内 孝久

宮内 孝久

神田外語大学学長
三菱商事株式会社に入社後、サウジアラビア駐在、メキシコ合弁企業出向等を経て、常務執行役員化学品グループCEO。2013年に代表取締役副社長に就任。2016年に代表取締役副社長退任後、神田外語大学特任教授に就任。2018年4月から現職。横浜市教育委員会教育委員、国連UNHCR協会理事。

異質を理解する教養が不可欠

──三菱商事の副社長を退任されてから、神田外語大学学長に就任された背景。教育界へ関心を持たれたきっかけをお聞かせください。

私は大学を卒業後、三菱商事に入り、一度も転職することなく、よく働き、よく飲む、典型的な滅私奉公型サラリーマンでしたが、40年間商社マンとして厳しいビジネス界で揉まれるうちに、日本の社会が非常に弱々しく見えてきたのです…

(※全文:5268文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。