越境体験が主体性と対応力を育てる 留学支援でグローバル人材を育成

文部科学省の官民協働プロジェクト『トビタテ!留学JAPAN』。2020年までに高校生・大学生の海外留学者の倍増を目指す。プロジェクトの発案者で運営を主導する船橋力氏に、これからの時代を生き抜く必要な力を聞いた。

船橋力

船橋力

文部科学省官民協働海外留学創出プロジェクトディレクター
幼少期をアルゼンチン、高校時代はブラジルで過ごす。上智大学卒業後、伊藤忠商事に入社、アジア等でODAプロジェクトを手がける。同社退社後、2000年に株式会社ウィル・シード設立、代表取締役社長に就任、企業と学校向けの体験型・参加型の教育プログラムを提供。2009年、世界経済フォーラムのYoung Global Leaderに選出。

『留学が当たり前』の気運を作る

──まずは、官民協働の留学促進プロジェクト『トビタテ!留学JAPAN』の概要と、立ち上げの背景をお聞かせください。

『トビタテ!留学JAPAN』は、文部科学省が2013年10月より開始した留学促進キャンペーンです。2014年には、フラッグシッププロジェクトとして、『トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム』(以下「トビタテ」)がスタートしました。文部科学省と民間企業が協働し、世界で活躍できるグローバルリーダーを育成する国家プロジェクト…

(※全文:4260文字 画像:あり)

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