「教える技術」を磨き、大学教員へと転身 研究で保育現場への貢献を目指す
長年にわたり保育現場を経験してきた青木隆男氏は、実務家教員養成課程で「教える力」を磨き、今、大学で保育士養成に携わっている。理論と実践を融合する研究を志し、「保育現場の業務に落とし込める、現場で役立てていける研究を進めていきたい」と語る。
長年にわたる保育現場を経て
大学教員へと転身
青木 隆男
青木隆男氏は10年余り保育現場を経験した後、2022年11月に目白大学人間学部子ども学科の助教に就任した。その直前の同年4月~9月に受講したのが、社会構想大学院大学の実務家教員養成課程だ。同課程は実務経験を有する企業人や専門家が、大学教員になるための知識や技術を身につける教育プログラムだ。
青木氏は大学教員になる前、保育士養成スクールの講師を務めていた。そこで「教える仕事」の難しさに直面したことが、養成課程を受講するきっかけとなった。
「保育の現場経験もあり、最初は何とか教えられるかなと甘く考えていたのですが、現実には人に教えるための知識・技術が不足していました。改めてしっかりとした基礎を学びたいと思い、養成課程を受講しました」
大学や短期大学でも保育士養成に携わりたいと考えていた青木氏は、…
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