「大学教員」というキャリアゴールへ 養成課程で10年来の課題を解決
社会情報大学院大学の「実務家教員養成課程」を修了した第1期生、樋口知比呂氏(三井住友銀行 人事部 上席推進役)は、同課程で数多くの学びや気づきを得た。現在、講演や研究論文で実績をあげるなど、「大学教員」という目標に向けて着実に前進している。
大学教員のキャリアを目指すも、論文執筆が10年近く前に進まず
樋口知比呂
2018年10月にスタートした社会情報大学院大学の「実務家教員養成課程」は、民間企業や官公庁等で仕事をする実務家が、大学教員に求められる教授法や研究法を身につける日本初のプログラムだ。現在は第8期まで開講し、多数の修了生を輩出している。第1期生として養成課程で学び、活躍の場を広げているのが三井住友銀行 人事部 上席推進役の樋口知比呂氏だ。
樋口氏が「大学教員になる」というキャリアゴールを定めたのは、10数年前にさかのぼる。樋口氏は早稲田大学を卒業し、通信会社の人事部でキャリアをスタートしたが、その会社が入社4年目に外資系になり、日英の会社で人事を経験した。
「英国の人事マネージャーは皆、HR や MBA、あるいは心理学系の修士を持っていた…
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