消防局から大学教員へと転身、学生に「良い仕事をするための学び」を届ける
平川正隆氏は消防局を定年退職後、大学教員へと転身。社会構想大学院大学 実務家教員養成課程を受講したことが、大学教員というキャリア選択の後押しになった。現在、「救急救命士」を育てる学科で教鞭をとり、自身の実務経験にもとづく知見を学生たちに伝えている。
消防局を定年退職し、
大学教員へと転身
平川 正隆
仙台青葉学院短期大学 救急救命学科の准教授、平川正隆氏は東大阪市消防局等を経て大学教員へと転身した。消防局に勤務していた頃から、総務省消防庁消防大学校の助教授や大阪府立消防学校の教官、近畿大学経営学部スポーツマネジメント学科の非常勤講師を務めるなど、教壇に立つ経験をするとともに、学会への参加や論文執筆を行っていた。
平川氏は東大阪市消防局に在籍中の2018年、社会構想大学院大学の実務家教員養成課程を受講。同課程は、ビジネスパーソンや行政職員などの実務家が、大学教員になるための知識や技能を身に付けるための教育プログラムだ。ただし当時の平川氏は、大学教員を目指すことを明確に決めていたわけではなかった。
「数年後に定年を控えていた時期で、…
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