大学での学びをアウトプット、世の中から「相続で困る人」を無くす

阪神淡路大震災でのボランティア活動と祖母の死が原体験となり、友人の父の死をきっかけに、相続手続支援センターを設立した米田貴虎氏。社会構想大学院大学の実務家教員養成課程で学び、出版や動画コンテンツ等のアウトプット創出につなげ、活躍の場を広げている。

自身の経験を体系化するために
養成課程の受講を決意

米田 貴虎

米田 貴虎

相続手続支援センター 創設者
株式会社ブレーントラスト 代表取締役
一般社団法人 相続手続カウンセラー協会 代表理事
神戸学院大学 客員教授
社会構想大学院大学 実務家教員養成課程 修了生
1974年生まれ。神戸市在住。神戸学院大学法学部を卒業。2001年、相続手続支援センターを設立。2018年、一般社団法人 相続手続カウンセラー協会を設立。様々なサービスで相続手続きのサポートを行っている。

米田貴虎氏が2001年に設立した相続手続支援センターは現在、全国40ヵ所に拠点が設置され、米田氏は本部機能の統括を担当している。

「人が亡くなるとこんなにも多くの手続きが必要で、こんなにも大変なのかと、世の中には困っている人がたくさんいます。私は相続手続き・遺産整理業務に特化して、5400人以上の依頼者に寄り添い、家族の絆を深めるための相続をサポートしてきました。また、年間平均50回の講演を行っています」

米田氏は2020年4月~8月、社会構想大学院大学の実務家教員養成課程を受講した。同課程は、企業人等が大学教員になるための知識を学ぶ教育プログラムだ。受講した当時は、コロナ禍による最初の緊急事態宣言の時期だった。

「2020年は会社を設立して20年の節目であり、…

(※全文:2240文字 画像:あり)

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