養成課程で自らの経験を棚卸し 実務家教員としての指針を得る

岡山経済研究所に在職中、「実務家教員養成課程」に通い、今年4月から就実大学の教授を務めている宮前善充氏。養成課程では、大学教員になるための履歴書・教育研究業績書の書き方をはじめ、実務家教員が目指すべき姿、研究の道しるべなど、多くの学びを得たと振り返る。

養成課程での学びが背中を押した、大学教員転身へのチャレンジ

宮前善充

宮前善充

就実大学 経営学部経営学科 教授
社会情報大学院大学 実務家教員養成課程 大阪2期生
1989年3月、早稲田大学政治経済学部経済学科を卒業。同年4月、中国銀行入行。1997年、岡山経済研究所配属、調査部長等を歴任。2021年4月から就実大学経営学部経営学科教授。主な専門分野 地域経済、産業、地域開発、官民連携など。

社会情報大学院大学「実務家教員養成課程」の大阪2期生である宮前善充氏は、今年4月から就実大学 経営学部経営学科でマクロ経済学を教えている。宮前氏の前職は中国銀行グループのシンクタンク、岡山経済研究所の調査部長だ。

宮前氏は現在、56歳。岡山経済研究所では55歳から雇用形態が変わる。宮前氏が実務家教員養成課程を受講したのは2019年であり、55歳以降の自らの働き方を考えていた時期だった。

「自分がしてきた業務を見つめ直し、取りまとめて後輩の指導に活かすには…

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