学生たちに「社会との接点」を 経営支援の経験を大学教員として活かす
都市銀行や県の機関で経営支援の仕事に従事した後、大学教員となった西岡孝幸氏。社会構想大学院大学の実務家教員彦根市養成課程を受講し、様々な学びを得た。若者の起業家精神を育むべく、実務家時代の経験も活かしながら、活躍の場を広げている。
経営支援の仕事に従事し、
定年退職後は大学教員の道へ
西岡 孝幸
西岡孝幸氏は都市銀行で企業経営に係る仕事に26年間従事した後、2003年に滋賀県産業支援プラザに転職。産業支援プラザでは起業家やベンチャー企業、中小企業の経営支援に11年間従事した。
西岡氏は現在、滋賀県立大学の特任准教授に就いている。大学教員になったきっかけは、産業支援プラザに勤めていた15年程前、滋賀県立大学から社会人大学院のコースで「地域の創業支援」などのテーマでの話を依頼されたことだ。それから毎年1回、非常勤講師として大学の教壇に立ってきた。そして2015年の秋、滋賀県立大学から「本学が文科省のCOC+事業に採択されたので、教育担当のコーディネーターになってほしい」という打診を受けた。
「私は2014年に産業支援プラザを定年退職し、打診を受けた当時は、…
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