千葉ロッテのスタッフを経て大学教員に スポーツビジネスの知見を次代へ

千葉ロッテマリーンズにおいて、スポーツビジネスに従事してきたキャリアを持つ島田達人氏は現在、大学教員として教育研究に力を注ぐ。自身の経験を活かし、実務の知見を反映した「スポーツビジネスに関する教材」の研究にも取り組んでいる。

スポーツビジネスに従事し、
自身の知見の体系化に関心

島田 達人

島田 達人

新潟経営大学 経営情報学部 スポーツマネジメント学科 准教授
社会構想大学院大学 実務家教員養成課程 修了生
1965年生まれ。1989年、東京都立大学 人文学部人文科学科(社会学専攻)を卒業。日系広告会社で10年間の勤務後、外資系消費財メーカーにてブランドマネージャー職を歴任。2005年からはプロスポーツチームにてスポーツビジネスに従事。2020年、社会構想大学院大学 実務家教員養成課程を修了。2022年9月、新潟経営大学 経営情報学部スポーツマネジメント学科 准教授に就任。

新潟経営大学 経営情報学部スポーツマネジメント学科の准教授を務める島田達人氏は、新卒で入社した日系広告会社で10年間勤務した後、外資系消費財メーカーでブランドマネジメントを経験。2005年からは千葉ロッテマリーンズでスポーツビジネスに従事してきたキャリアを持つ。

2020年のコロナ禍の時期、社会構想大学院大学の実務家教員養成課程を受講したことが、大学教員への転身のきっかけとなった。実務家教員養成課程は、企業人等が大学教員になるための知識や技能を身に付ける教育プログラムだ。

2020年の当時、島田氏は部下の半数が入社間もない中途採用の社員で、プロ野球シーズンの始まりを迎えることになった。通常のOn-JTでの社員教育は難しく、自身で教材をつくり、Off-JTによる指導で開幕への準備を進めた。

「以前は、仕事はやりながら覚えるものと思っていましたが、…

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