道なき道をいく学生を育てるリーダーシップ教育 武蔵野EMC

2024年に創立100周年を迎える武蔵野大学。2020年現在、11学部を擁するが、2021年4月、12番目の新たな学部として日本初となるアントレプレナーシップ学部をスタートする。学部開設をリードし、学部長に就任した伊藤羊一氏に、新学部への想いや目指す人材育成像などについて聞いた。

リード・ザ・セルフ『自分の人生を生きる』結果の起業

──アントレプレナーシップ学部(武蔵野 EMC)開設の経緯をお聞かせください。

伊藤 羊一

伊藤 羊一

武蔵野大学アントレプレナーシップ学部 学部長
日本興業銀行、プラスを経て2015年よりヤフー。現在 Z アカデミア学長として Z ホールディングス全体の次世代リーダー開発を行う。またウェイウェイ代表、グロービス経営大学院客員教授としてリーダー開発を行う。2021年4月武蔵野大学アントレプレナーシップ学部(武蔵野 EMC)学部長就任。代表作に50万部超ベストセラー「1分で話せ」。ほか、「1行書くだけ日記」「ブレイクセルフ」など。

私はこれまで、Z アカデミア学長、グロービス経営大学院の教員などを通じて次世代リーダーの育成に関わってきました。その中で常に「Lead the self(リード・ザ・セルフ)」という言葉を伝えています。この言葉は『リーダーシップの旅』(著者:野田智義/金井壽宏)という本に書かれています。その意味は「自分の人生に気づき、自分の人生を生きていく」、です。

私自身、リーダーシップについて意識的に考え始めたのは、2011年の東日本大震災がきっかけでした。当時、自分がリーダーシップをとることで、自社の物流を復旧させ、被災地に一早く物資を届けることができました。その時はじめて、リーダーの仕事は…

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