増加する国立大学のグループ経営、関連法人立ち上げのメリットとは
国立大学には、経営体への転換が求められている。近年、関連法人の設立が増加しており、外部資金獲得の手段にもなっている。国立大学法人のグループ経営を研究した三菱総合研究所の森卓也氏に話を聞いた。
国立大学の法人化以降
倍増する関連法人の新設
森 卓也
国立大学には、世界と伍する研究大学に向けて多様な形での外部資金獲得や、そのための経営体への転換が求められている。
そうした中で、特定非営利活動法人(NPO法人)、一般社団法人、一般財団法人といった、大学と資本関係にないが人事・技術・取引等を通じて一定の関係を有する関連法人が増加傾向にある。関連法人は、その活動を通じた収益から大学への寄附を行うなど、大学の外部資金獲得の手段にもなる。
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