教育、学術・研究、大学運営の3領域で大学DXを推進
愛媛大学では、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて一人ひとりの学び方や究め方、働き方を改善する取り組みを進めている。DXに関する業務を統括する最高デジタル責任者(CDO)に就任した、理事・副学長の宇野英満教授に、その取り組み状況や課題について聞いた。
昨年10月に「DX 推進室」を
設置し、CDOも任命
宇野 英満
愛媛大学は7学部・6研究科・2学環から成り、学生数は約1万人で四国最大の総合大学だ。昨年10月には「DX推進室」を設置し、DX推進に関する業務を統括するCDO(Chief Digital Officer)に、理事・副学長の宇野英満教授が就任した。
DX推進室は、「愛媛大学DX推進戦略(EU-DX戦略)」の中核を成す。そのビジョンである「EU-DXビジョン」(図)では、サイバーフィジカルシステム(CPS)により、経済発展と社会的課題の解決を両立するSociety 5.0に向けて、ICTに関する設備投資やデジタル人材の確保・育成を行い、教育・学修・研究及び業務における活動において、一人ひとりの学び方や究め方、働き方を改善し、生み出された時間や新たなサービスを構成員全員で享受するとしている。
(※全文:1940文字 画像:あり)
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