大学発ベンチャーを育成する投資戦略とハンズオン型支援とは?

大学には多様な外部資金の獲得など経営戦略の強化が求められている。その有効な手段の一つが大学発ベンチャーだ。慶應義塾大学発ベンチャー等を支援する慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)代表取締役社長の山岸広太郎氏に、その投資戦略や活動について伺った。

慶應義塾大学オフィシャルVC

山岸 広太郎

山岸 広太郎

株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ 代表取締役社長
1976年、横浜市生まれ。1999年に慶應義塾大学経済学部を卒業。日経BPで編集記者、シーネットネットワークスジャパンで『CNET Japan』編集長を経て、2004年にグリーを共同創業。10年間、同社の副社長として事業部門などの統括に携わり、現在は取締役を務める(非常勤)。2015年12月、慶應イノベーション・イニシアティブの設立と同時に代表取締役社長に就任。2021年5月より慶應義塾常任理事(財務、募金、起業家教育・支援担当)を兼務。

2015年12月に設立した慶應イノベーション・イニシアティブ(KII) は、大学の研究成果を活かして事業化するスタートアップへの投資や育成を行い、今後の社会の発展に貢献することをミッションとしている。代表取締役社長の山岸広太郎氏は、日経BP編集記者等を経て、インターネットサービス事業などを展開するグリー株式会社(GREE)を2004年に共同創業し、約10年間、副社長を務めた経歴を持つ。

山岸氏は母校である慶應義塾大学(以下「慶應大」)の教員やOBと、グリー創業時から様々なつながりを持ち、個人で慶應大への寄付も行っていた。

「2015年初め頃、慶應大の常任理事に『ベンチャーキャピタル(VC)を創っては』と提案したところ、『ちょうどやりたいと思っていたので相談に乗って欲しい』と…

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