大学ファンドが目指す国際卓越研究大学の姿とは?

11月29日、科学技術振興機構は公開シンポジウム「大学ファンドを通じた世界最高水準の研究大学の実現に向けて~国際卓越研究大学構想への期待~」を開催。国際卓越研究大学構想の意義や背景などに関する講演やパネルディスカッションが行われた。その模様を紹介する(編集部)。

政府は、世界最高水準の研究大学を形成するため、10兆円規模の大学ファンドを創設し、2021年度より科学技術振興機構(JST)が運用を開始している。大学ファンドの運用益は、国際卓越研究大学(国際的に卓越した研究大学となるポテンシャルがあり研究力の抜本的な強化に向けた改革を行う大学)への助成や、全国の博士課程学生に対する支援を実施することで、日本の大学の研究力強化を進めようとしている。

11月15日、文部科学省は、国際卓越研究大学研究等体制強化計画の認可に関する基本的な事項や具体的な認定基準を示す基本方針を公表した※。そうした中で、11月29日、科学技術振興機構は、公開シンポジウム「大学ファンドを通じた世界最高水準の研究大学の実現に向けて~国際卓越研究大学構想への期待~」を開催。国際卓越研究大学構想の意義や背景などに関する講演に加え、参加者から事前に寄せられた意見も踏まえてパネルディスカッションが行われた。

(※全文:2011文字 画像:あり)

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