社会構想大 現役市長が大学院生に 研究成果をまちづくりに活かす
社会構想大学院 現役院生の声

学校法人先端教育機構 1号館の中庭。エントランスの楠が、院生と研究員の思索と対話を静かに見守る。
市長と大学院生との二刀流

原井 敬(はらい たかし)
徳島県吉野川市長
社会構想大学院大学
社会構想研究科
2024年入学
私は四国で市長(徳島県吉野川市)を現役で務めている身であり、6年目をむかえています。言うまでもなく、役所における業務は多岐に渡っており、首長はそれらを網羅的に統轄しながら、住民がより良い生活を送ることができるよう、様々な施策の方向性について判断しています。しかしながら、すべての分野に首長が精通している訳ではありませんので、常日頃から多様な知識と情報の収集に努めています。そのような中、自分自身も学び直してみたいという気持ちを持つようになりました。
市長として1期目の4年間が終わり2期目の当選が決まった頃に、「月刊 先端教育」雑誌が目に留まり、令和6年度から社会構想研究科が新設される記事を見ました。社会課題の解決を図るグランドデザインを描く能力を培い、社会の一翼を担う人財を養成するこの大学院の方針に共感し、新設される研究科の第1期生として頑張りたいと心が奮い立ちました。そして、社会構想大学院大学の門を叩き、大学院生としての顔も持つようになりました。
日中は市長として公務をこなし、夜は院生として四国からオンラインで授業に参加する生活を続けていますが、ディスカッションに重きを置く授業内容ですので、先生方や院生の仲間とも十分にコミュニケーションできます。個々に合わせた無理のないカリキュラムの為、社会人には最適なリカレント教育だと思います。とりわけ、全国の政治家の皆さんへ、この大学院をお薦めいたします!
現在、地方を取り巻く環境は地域経済の衰退に加え、本格的な人口減少社会に突入し厳しい現実があります。私はキーワードとして「縮充」という言葉を大事にしています。人口減少をただ悲観するだけではなく、住み暮らす人々が日々の生きがいややりがいを持って生き生きと暮らしていく、縮んでいくと同時に充実していくことが「縮充」です。言わば、少数精鋭的な考え方でもあります。
縮充社会におけるまちづくりは、画一的なものの形成よりも地域の特性や持続可能性を重視し、大切に磨き上げていくことが求められているのではないでしょうか。大学院での研究成果を、自身の自治体で実践に移していきたいと考えています。
社会構想NEWS&TOPICS

「5年後のありたい姿」を見据えたビジョンマップ
社会教育士会 第1回定期研修会を開催
―2030年を見据えたビジョンマップづくり―

第1回定期研修会はリアル、オンラインのハイフレックス形式で実施。
社会教育士養成講座の受講生・修了生によって組織された「社会構想大学院大学 社会教育士会」の第1回定期研修会が、7月5日に開催されました。
本研修会では「2030年に目指す社会教育士会のビジョンマップ作成」をテーマに、5年後の理想的な組織像について活発な対話が行われました。
会場では、社会教育活動の展望や可能性に関する前向きな意見が交わされ、社会教育士のネットワークが広がる貴重な機会となりました。
●社会構想研究科
政策を社会・地域に活かす。
●コミュニケーションデザイン研究科
理念に基づく経営・広報戦略。
●実務教育研究科
実務家教員を目指す。
9月入学[修士課程]説明会開催
国の助成金授業料 最大9割補助
コミュニケーションデザイン研究科
条件があります。詳細はお問合せください。
※社会教育士養成講座は、地域社会の課題解決やリカレント教育を担う専門人材を育成するためのプログラムです。
本講座の詳細はこちらより。
https://www.socialdesign.ac.jp/lab/socialeducator