大学にデータ処理・分析の専門家を 日本初のIR履修証明プログラム

山形大学では2020年5月からIR(Institutional Research)に特化した日本初の履修証明プログラム「IR担当者向け実践プログラム」を開講した。プログラムディレクター・主担当講師を務める藤原宏司教授に開講した背景や学びの特長、IRをめぐる日米の違いや日本の課題などを伺った。

人事異動のある日本に必要な
IR初任者向けの実践プログラム

藤原 宏司

藤原 宏司

山形大学 学術研究院 教授
Ph.D.(応用統計学)。米国のノースダコタ州立大学、ミネソタ大学、ベミジ州立大学(ミネソタ州立大学機構)で、統計解析、IR、大学評価業務等を担当。2016年8月から現職。2020年5月より「IR(Institutional Research)担当者向け実践プログラム(履修証明プログラム)」のプログラムディレクターを務める。フロリダ州立大学大学院IR履修証明プログラム修了。

18歳人口の減少をはじめ、大学を取り巻く環境は、厳しさを増している。そうした中で、エビデンスに基づく大学経営や教育の質保証を通じて、学生や卒業生、企業や地域など多様なステークホルダーへの説明責任を果たすことが重要となっている。このため、大学経営陣等の意思決定に資する情報提供を行うIR(Institutional Research)担当者の確保、人材育成は大学における喫緊の課題ともいえる。

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