学びのデザインをサポートするアカデミック・アドバイザーとは?

大学進学率が50%を超え、大学はマスからユニバーサルの段階に入っている。少子化も進む中、大学では一人ひとりの学生に対する充実した支援が課題になっている。そこで必要となるアカデミック・アドバイジングについて、上智大学基盤教育推進室の島田敬久氏に聞いた。

米国で生まれた大学の専門職
アカデミック・アドバイザー

島田 敬久

島田 敬久

上智大学 基盤教育センター/基盤教育推進室
ニューヨーク州立大学ポツダム校卒業、桜美林大学大学院大学アドミニストレーション研究科修了。修士(大学アドミニストレーション)。テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)および立命館大学グローバル教養学部でアカデミック・アドバイジング部門責任者を歴任。2024年4月から現職。2022年には日本人、また日本の大学教職員として初めて、米国に拠点を持つアカデミック・アドバイジングの世界的な団体NACADA(The Global Community for Academic Advising)から、優秀なアドバイジング管理監督責任者(Advising Administrator Certificate of Merit)として表彰された。

アカデミック・アドバイジングは米国で生まれた職能で、米国を中心に世界で広く認知され、高等教育専門職の一つとして確立している。上智大学基盤教育推進室の島田敬久氏は「米国ではアドバイジングという領域で細分化も進んでいます。例えば、成績優秀な学生のオナーズ・プログラム専門や学生アスリート専門のアドバイザーなど多岐に渡っています」と話す。

(※全文:2213文字 画像:あり)

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