多様なキャリアを可視化し、企業と博士人材の架け橋へ
5月27日、ビズリーチは博士課程学生のキャリアを支援する新サービス「ビズリーチ・キャンパスfor博士」の提供を開始。博士人材のキャリアパスを可視化し、博士課程への進学や民間企業への就職を後押しする。同日開催した発表会では、産官学が集い博士人材活躍の必要性や同サービスの特長等が紹介された。
企業と大学の両サイドへ
一歩を踏み出すための手引きを作成
国家が科学へ投資し技術を生みビジネスにつなげる〈リニアモデルの時代〉から、GAFAMをはじめ、技術に投資することでビジネスを回していく〈イノベーションエコシステムの時代〉が到来。さらに、AI・量子など技術的に未熟な極早期の段階から科学へビジネスが投資する、〈科学とビジネスの近接化の時代〉へと移行しつつある。
最初に「博士人材が企業で活躍する必要性とガイドブック等の策定」をテーマに登壇した経済産業省イノベーション・環境局大学連携推進室長の川上悟史氏は「人口100万人あたりの博士号取得者数が、日本は2000年から増えていない。一方で、2000年には日本と同水準だった米国や韓国は足元で3倍に増えており、同時に企業における研究者数も伸びている(図表)。〈科学とビジネスの近接化の時代〉に、増えた博士人材がビジネス界に入ることで、産業競争力を強めています」と話す。
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